黙食(黙って食べること)を巡る小競り合いを観測
発端 千葉県知事のガイドライン見直し発言
2022年12月
千葉県知事 熊谷俊人は千葉県内の学校におけるコロナ対策ガイドライン見直しに言及。1
①学校行事において入場制限を原則行わない方針
②黙食の見直し
文科省通知の「感染状況を踏まえつつ」という内容に対し「レベル42のような医療ひっ迫期を指すわけで、感染が拡大していたら萎縮しろということではない」という趣旨を追加。
目下の重症化率が低いことが理由として挙げられている。
特に②の黙食見直しについては好評をアピールしていた。
黙食見直しへの反論
②黙食の見直し対して、ハイリスク児童を見捨てるのか?というリプに重ねる形で
とある医クラのTwが引用RTにて晒上げに遭う。3
尚余談だが、この北里紗月という小説家兼臨床検査技師については、
以前別の記事でも言及した。
「黙食はデメリットがない」という意見に対して。「じゃああなたは今後も続けて下さい」という返信。4
医クラの反応。
この千葉県知事の引用がバズり、なんやかんや入り乱れての引用合戦となる。
特にフォロワー数の大きい医クラのお気持ち表明を見てみよう。
救急医Taka
自分と異なる価値観を揶揄するのは、政治家がやるのは良くない。5
EARL
言われなくても殆どの医療機関では黙食等ルール化されており、言われなくても医療従事者はやっている。6
更に、従前の引用Twを見てお怒りのご様子。7
忽那賢志
見かねたのか、珍しく忽那も参戦。
バランスが大事ですね。とフワッとしたお気持ち表明。8
知事選時には医クラの薫陶を受けていた熊谷千葉県知事
医クラの声が全く届かない千葉県知事ですが、かつて千葉市長から千葉県知事に立候補する際
二人の医クラの薫陶を受けていました。まだ、ワクチン2回接種ですべてが終わると信じられていた時です。それは峰宗太郎と坂本史衣の二人。
峰宗太郎(現在Twitterは休止)9
坂本史衣(聖路加国際病院 QIセンター 感染管理室マネジャー)10
かつては医クラの意見を真摯に聞き、その薫陶を受けた千葉県知事も今や医クラに目をくれることはない。何故なのか?
このうち、Twitterを継続している坂本史衣もやはりお気持ち表明をしていた。
子供を安全に守るためには大人は同じ方向を向いて考えるべき。というもの11
ワクチン接種で日常を取り戻す、というナラティブが崩れ去った今、医クラは徐々に影響力を失ってしまうのか。
医クラのお気持ちは空しくSNSにこだまするのみである。