神奈川県医師会「かながわコロナ通信」はPCR検査抑制論に走ったのか?

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河野太郎によるかながわコロナ通信の宣伝

2020年4月 衆議院議員河野太郎は神奈川県医師会の「かながわコロナ通信」を画像で展開。

約9000件のRTを得た。1

「かながわコロナ通信」の中身

以下に引用された「かながわコロナ通信」の画像を示す。

当時の医クラと同じく、

 ・医療崩壊を危惧するもの

 ・PCR検査の感度が70%であるとし「偽陰性(?)」を危惧するもの

 ・マスコミ批判

ドライブスルー検査に関するデマ

特に「PCR検査に関する本当」と題する記事では、ドライブスルー検査を取り上げている。

さっさとドライブスルー方式の検査をすればよいという人がいます。その主義の途中で、手袋やPPE(防護服・予防衣)を一つひとつ交換しているのでしょうか(中略)本当のPCR検査の実情を知っているのでしょうか?

かなながわコロナ通信

このドライブスルー検査とは当時韓国で行われていた検査であるが、「PPEを一つ一つ交換しているのか?」との疑義が示されている。

これの元となったと思われるのが村中璃子とEARLのコロナツイート(当時は医学)のツイートであると思われる。

韓国のドライブスルーPCR検査は不衛生?

即ち、EARLは「知人の先生から教えられて韓国のドライブスルーの新型コロナ検査の映像見たんですけど」と称して、下記の投稿を行った。(残っているので当時のツイートを引用する)2

しかし映像を見れば手袋の交換は行われている。EARLは何を見たのであろうか?
映像を見た人々からはデマであることが指摘されているが、本人は無反応である。

指摘に無反応なEARL
アメリカでもドライブスルー式のPCR検査が行われていた。この時日本ではもちろんこのような検査体制は無かったのである。

村中も同様の発言をミヤネ屋で行っており、神奈川県医師会の担当者はこれらに釣られたのではないか、と思われる。PCR検査の実情を知らないのは、神奈川県医師会の執筆者自身であったようだ。

【デマ】村中璃子・EARL「韓国のドライブスルー検査で手袋を変えていない」はデマという指摘
さすがに向こうも専門家の監修は受けてるんじゃないですかね。
https://web.archive.org/web/20201204074122/https://togetter.com/li/1481203

消えた「かながわコロナ通信」

その後、これらの「かながわコロナ通信」はいきなりすべて削除された。
「わたしたちも新型コロナウイルスの専門家ではないので」という言い訳付きであった。

不確実な記載に対しての訂正は一切無いのであった。

そして今、「かながわコロナ通信」は何事もなかったかのように更新されている・。

かながわコロナ通信 | 公益社団法人神奈川県医師会

(2021年で更新が止まってしまっているが)

脚注

  1. (魚拓)https://web.archive.org/web/20210807160556/https://twitter.com/konotarogomame/status/1248863347002372097
  2. (魚拓)https://web.archive.org/web/20210418032037/https://twitter.com/EARL_COVID19_tw/status/1234053024089133056
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